はじめに:我が家のJGC修行の「基本方針」
前回の記事では、JALグローバルクラブ(JGC)入会に必要な「1,500 LSP(Life Status ポイント)」を、JALカード決済だけで貯めようとすると【6,000万円(年間600万円×10年)】という非現実的な金額が必要になることを解説しました。

この絶望的な壁を崩すため、我が家では以下の「基本方針」を定めています。
前提として、生活に必要なものをJAL経済圏に切り替えるだけ。LSPのためだけに不要な出費は極力しない
(※ただし、JAL NEOBANKプレミアムやJAL Wellness & Travelなど、費用対効果(コスパ)が圧倒的に高いものは例外として投資する)
本記事では、この方針に基づいた5つの削減フェーズと、「LSP獲得のための維持費や達成条件」といったリアルな裏側、そして「フェーズ1〜5をフル活用した場合の具体的な削減シミュレーション」を公開します!
フェーズ1:インフラの「JAL化」による自動獲得と維持費のリアル
まずは、生活インフラをJAL系サービスに置き換えることで「自動的にLSPが貯まる」仕組みを作ります。我が家が導入済みの3つのサービスによる獲得LSPと、その「維持費・条件・LSP単価」です。
① JAL mobile by ahamo(年間 12 LSP)
スマホの通信費をJALモバイル powered by ahamoに切り替えるルートです。
- 維持費:月額2,980円(年間35,760円)
- LSP単価:2,980円/1 LSP(※追加の手出しとしては実質0円)
- 【筆者のリアルな状況】: 表面上のLSP単価は2,980円(年間35,760円÷12 LSP)となります。しかし、ahamoは海外ローミングが無料で海外旅行との相性がバッチリなため、元々ahamoユーザーでした。つまり、「元々払っていたスマホ代」をそのままスライドさせただけなので、LSPを獲得するための「追加の持ち出し費用(実質コスト)」は0円(ノーダメージ)という計算になります。
② JAL NEOBANK プレミアム(年間 20 LSP)
銀行取引をJALに寄せることで、毎月確実にポイントを獲得します。
- 維持費:月額550円(年間 6,600円)
- 実質LSP単価:約330円/1 LSP
- 条件・注意点: 年間20 LSP(および合計5,040マイル)を獲得するには、「円普通預金100万円」と「外貨普通預金25万円」を1年間維持する必要があります。
通常のマイルプログラムのみ(プレミアム未加入)で同額の預金を維持した場合、獲得できるのは「年間 6 LSP(合計840マイル)」に留まります。月額550円の課金でLSPが3倍以上(+14 LSP)に跳ね上がるため、我が家はプレミアム加入の一択でした。
③ JAL Wellness & Travel(年間 12 LSP)
毎日の歩数(日常の健康管理)をステイタスに変換します。
- 維持費:月額550円(年間 6,600円)
- 実質LSP単価:550円/1 LSP
- 条件・注意点: 毎日の歩数目標をクリアし、アプリを開いてマイル獲得アクションをしないとポイントが貯まりません。

始めたばかりなので「健康になった!」という自覚はありません(笑)
ですが、子供と一緒にお出かけしたり、公園へ行くこと自体がLSP獲得に繋がると思うと歩くモチベーションになります!
通常、1 LSPの獲得には「4万円分」のカード決済が必要です。
上記の有料オプション(NEOBANK・Wellness)は年間13,200円の維持費がかかりますが、1 LSPあたりわずか330円〜550円の手出しで「4万円分の決済ノルマ」を消化できている計算になります。圧倒的にコスパが高い投資と判断しています。
フェーズ2:JAL PayとJMB WAONで「決済の二重取り・漏れ防止」
次に、日々の決済において「LSPの取りこぼし」を徹底的に防ぐため、JAL CLUB-Aゴールドカード(Mastercard / TOKYU)を軸に決済網を構築します。
JAL Payのフル活用(チャージ&利用)
JAL Payは「チャージした時」だけでなく、「利用した時」にも効果を発揮します。
- チャージで獲得: 月に4万円以上チャージ+同月内利用で、月1 LSP(年間 12 LSP)。
- 利用で獲得: JAL Payでの支払い200円ごとに1マイル獲得。貯まったショッピングマイル(2,000マイルごとに5 LSP)も当然積算されます。
JMB WAONへのチャージ網
イオンやまいばすけっとなど、WAONが使用できるお店では、JALカードからチャージした「JMB WAON」を活用します。通常なら現金で支払ってLSPがゼロになる場面でも、チャージ分のショッピングマイルを稼ぐことができます。
- 注意点: JAL Payのチャージ条件(同月内の利用)や、LSP換算の対象となるショッピングマイルの集計ルール(ボーナスマイルは対象外など)は複雑なので、毎月しっかり管理する必要があります。
JAL PayでのLSP獲得に向けた毎月のやることリスト
LSP獲得に向けたやることは単純です。
- JALカードからJALPayに4万円チャージする
- JAL Payを1回使う
フェーズ3:固定費の完全移行「JALでんき&JALガス」(契約予定)
我が家の次なる一手として契約を予定しているのが、光熱費のJAL移行です。
電気代やガス代は、生きている限り絶対に発生する固定費です。これを「JALでんき」「JALガス」に切り替えることで、特別に無駄遣いをしなくても、毎月の支払いが自動的にLSPへと変換されていきます。4人家族だと光熱費もそれなりにかかるので、それがマイルにも加算されるのは切り替え効果が大きいです。
現在契約している電力・ガス会社から「JALでんき&JALガス」へ変更した場合の料金を試算してみましたが、毎月の光熱費はほぼ変わらないことが確認できました!固定費を一切増やさずにLSPだけを上乗せできる絶好のルートです。
- 維持費:現在の光熱費とほぼ同等
- 実質LSP単価:0円/1 LSP(※光熱費の利用があれば毎月1 LSPを獲得できるので、実質0円)
- 条件・注意点: 使用量に関わらず、電気の契約で「年間12 LSP」、ガスの契約で「年間12 LSP」、合計で年間24 LSPが確実に貯まります。
フェーズ4:日常の買い物をブースト「JAL Mall&マイレージパーク」
一般家庭でも無理なく利用できる「オンラインショッピングの経由」です。
Amazonや楽天市場、ユニクロのオンラインストアなどで買い物をする際、直接サイトに行くのではなく、「JALマイレージパーク」を経由するだけで追加のマイルが貯まります。また、日用品やギフトは「JAL Mall」を優先的に利用します。
- 注意点: ここでも「LSPが貯まるから」といって不要なものを買うのはNGです。あくまで「どうせ買う日用品や必需品」を、JALのポータルサイトを経由して買っているだけ、というルールを徹底します。
フェーズ5:期間限定「ボーナスキャンペーン」の積極活用
通常ルートに加えて見逃せないのが、不定期で開催される期間限定のボーナスキャンペーンです。
たとえば現在公式では、以下のような大型キャンペーンが実施されています。
キャンペーンエントリー期間:2026年7月31日(金)~9月30日(水)
【注目キャンペーン】
- Life Status ポイント 夏のボーナスキャンペーン
(※対象サービスの利用や一定条件の達成で、通常よりも大幅に優遇されたLSPを獲得可能)
こうしたキャンペーン期間中にタイミングを合わせて必要な買い物や手続きを行うことで、通常ペースをさらに加速させることができます。
📊 【徹底検証】フェーズ1〜5を組み合わせた机上シミュレーション
それでは、ここまでのフェーズ1〜5をすべて組み合わせた場合、「年間いくらLSPが貯まり、月々のカード決済ノルマがどこまで下がるのか」を具体的な数値で検証してみましょう。
年間獲得LSPの試算
| フェーズ / 手段 | 年間獲得LSP(目安) | 備考・換算 |
| フェーズ1(インフラ自動) | 44 LSP | NEOBANK(20) + ahamo(12) + Wellness(12) |
| フェーズ2(決済工夫) | 15 LSP | JAL Payチャージ(12) + 利用マイル&WAON(約3) |
| フェーズ3(光熱費) | 24 LSP | JALでんき(12) + JALガス(12) |
| フェーズ4(ネット経由等) | 3 LSP | マイレージパーク経由の日用品購入 |
| フェーズ5(キャンペーン等) | 10 LSP | ボーナスキャンペーンやイベント等の上乗せ |
| 【工夫による年間合計】 | 96 LSP | 384万円分のカード決済相当! ※1 LSP=40,000円の決済として算出 |
10年間でのJGC到達モデル(推移と必要決済額)
ここでは、「10年間でJGC獲得を目指す」という現実的なモデルケースで計算してみます。目標はもちろん 1,500 LSP です。
- インフラ・工夫で貯まる分(10年間):96 LSP × 10年 = 960 LSP
- 残り必要なLSP:1,500 LSP - 960 LSP = 残り 540 LSP
- 540 LSPを埋めるための純粋なクレジットカード決済額:540 LSP ÷ 5 LSP × 20万円 = 2,160万円(10年間)
※SWELL装飾指示:キャッチコピー付きボックス(赤系・大強調)
【衝撃のシミュレーション結果】
本来必要な決済額:6,000万円(年間600万円 / 月額50万円)
↓
フェーズ1〜5適用後:2,160万円(年間216万円 / 月額 18万円)
当初は「月50万円の決済が必要」と絶望していたハードルが、生活インフラの切り替えと決済網の構築によって、理論上【月額 18万円】まで下がることが証明されました。
月額18万円の決済は、本当に現実的なのか?
では、この「月額18万円」という数字は一般家庭の机上計算として現実的なのでしょうか。
以下の記事でも解説していますが、総務省の統計データを見るとその確かな裏付けが取れます。


【参考】4人家族の平均的な生活費(月額)
総務省統計局の2025年 家計調査年報によると、4人世帯の1ヶ月あたりの消費支出(生活費)の平均は約36.3万円(年間約436万円)とされています。
※この数字には、住宅ローンの返済や税金・社会保険料などは含まれていないため、実際の家計からの持ち出しはさらに大きくなります。
平均的な4人家族の消費支出が「月額約36.3万円」である事実を踏まえると、夫婦の食費・日用品・光熱費などの固定費、そして週末の家族でのお出かけ費用などを家族カード(本会員)に集約すれば、「月額18万円」の決済は十分にリアルで、むしろ余裕でクリアできる手の届く数字であることが分かります。
⚠️ 【要注意】LSP獲得ルートの「改悪リスク」について
ここまでシミュレーションをしてきましたが、JGC修行において絶対に忘れてはいけない懸念点があります。
それは、「各サービスと連携したLSP獲得ルートや条件は、将来的に塞がれる(改悪される)可能性がある」ということです。
例えば、「JAL NEOBANKのLSP獲得条件が厳しくなる」「JAL PayチャージでのLSP付与が終了する」といったルール変更は、マイレージプログラムの世界では決して珍しいことではありません。現在のような大盤振る舞いのボーナスキャンペーンも、いつ終了するかは不透明です。
ルール変更のリスクがあるからこそ、有利なルートが開いているうちに、1LSPでも多く稼ぎ切るのが鉄則です。幸いなことに、LSPの最大のメリットは「生涯蓄積型(有効期限なし)」であること。一度獲得してしまったLSPは、後から制度が改悪されても没収されることはありません。
🔥 【朗報】直近のサービス追加ラッシュ!今こそ始める大チャンス
改悪リスクがある一方で、現在JAL公式からは「LSP積算対象サービス」が怒涛の勢いで追加されています。
【直近の新対象サービス追加例】
- 2026年8月:JALのマイルがたまるトラリピ
- 2026年7月:JALガス
- 2026年7月:JALウォーター
- 2026年6月:JAL Pay JALカードチャージ
- 2026年5月:JALビジネスアビエーション チャーター
わずか数ヶ月の間にも、これだけのサービスが次々と追加されています。
ここから伺えるのは、「JALが本気でLSPエコシステム(経済圏)を拡大させようとしている」という強力な意思表示です。有利なルートが豊富に用意されている「今まさにこの瞬間」こそ、JAL経済圏に飛び込み、早くからLSPを積み上げ始める最大のチャンスと言えます。
🎁 【おまけ】LSPだけじゃない!実は「JALマイル」もザクザク貯まる
今回のシミュレーションでは「LSP」に絞って計算をしましたが、忘れてはいけない最大のメリットがあります。 それは、上記の決済やインフラ利用によって「通常のJALマイル」も同時に大量に貯まっているということです。
- JAL NEOBANKプレミアム: 年間 5,040マイル
- 月額18万円のカード決済: 年間 21,600マイル(※ショッピングマイル・プレミアム加入時)
- その他: JAL Payの利用マイルや、JALでんき・ガスからの付与マイルなど
つまり、LSPを貯めてJGCを目指す過程で、毎年「国内線の往復航空券」や「家族旅行の足し」に余裕で換えられるレベルのマイルが副産物として勝手に貯まっていくのです。
貯まったマイルで発券した「特典航空券」でのフライトは、LSPの積算対象外になります。 普通に特典航空券を発行して、旅費を浮かせるのも良いですが、JGC解脱に向けてマイルを「e JALポイント」に交換して有償航空券代に充当しフライト分のLSPを稼ぐのも一つの手ですね!
まとめ:6,000万円の壁は「ロジカルな置き換え」で崩せる



月18万の決済なら我が家でもクリアできそう!
今回検証した通り、
- インフラをJALに寄せる(ahamo、NEOBANK、光熱費)
- 決済の通り道を工夫する(JAL Pay、WAON)
- 家族の生活費決済を本会員カードに一括集約する
これらを組み合わせることで、絶望的だった6,000万円の壁は崩れ去り、一般家庭でも現実的に目指せるロードマップが完成します。
JGC獲得は、決して「無駄な浪費」や「無謀な飛行機乗りまくり修行」をするものではありません。ルールの隙間を縫い、改悪リスクに備えながら、日々の暮らしをスマートに置き換えていくロジカルなパズルです。
ぜひ皆さんも、ご自身の生活に合わせた「LSP削減シミュレーション」を立てて、JGCへの第一歩を踏み出してみてください!

