ANA SFCカードのブランド&ランク比較|VISA・Master・JCB・AMEX・ダイナースの違いとおすすめの選び方

目次

はじめに|SFC修行は「カード発行」から始まっている

ANA SFC修行は「航空券を買って乗る」だけではありません。 実は、修行前からANAカードを発行しておくことで、出費をマイルに変えながら、修行効率を大幅に高めることができます。

ANAカードには、航空券購入時の高還元、搭乗時のフライトボーナス、入会キャンペーンによる大量マイル獲得など、修行中に活かせる特典が多数あります。 さらに、家族カードを発行すれば、家族全体でマイルを貯める仕組みを構築できるのも大きなメリットです。

以下では、SFC修行の3ステップに沿って、ANAカードをどう活用すべきかを整理しました。 筆者自身の体験も踏まえた、再現性のある流れです。

SFC修行の流れとANAカード活用タイミング

SFC修行は「プラチナステイタスを獲得する」だけでなく、修行前からANAカードを活用することで、マイルを大幅に獲得するチャンスの場でもあります。 ANAカードには、航空券購入時の高還元、搭乗時のフライトボーナス、入会キャンペーンによる大量マイル獲得など、修行中に活かせる特典が多数あります。 さらに、家族カードを発行すれば、家族全体でマイルを貯める仕組みを構築できるのも大きなメリットです。

以下は、SFC修行の3ステップとANAカード活用のタイミングをまとめた流れです。

STEP 1|修行前:ANAカードを発行する

修行を始めると決めたらまずはANAカードを作成しましょう。出費をマイル化するための準備はここから始まります。

  • 入会キャンペーンで大量ポイント(マイル)を獲得
    • 例えば、ANA JCBゴールドでは最大143,000マイル相当のポイント、最大ANA Amexゴールドでは100,000マイル相当のポイントを獲得できます。
    • 特典航空券に変える場合、10万マイルあればどこの地域でも行けます。スカイコインに換え、航空券を購入する際に利用することもできます。
  • 航空券購入で高還元(例:ANA Amexゴールドは3%)
  • フライトボーナス加算(例:+25%)
  • 家族カード発行(兄弟も対象)でマイル効率UP

STEP 2|SFC修行:航空券購入&搭乗・400万円決済・ライフソリューションサービスの利用

プラチナステイタス達成に向け、PPの獲得のほか、必要に応じて400万円決済とライフソリューションサービスを利用します。

  • PP獲得
    • ANA航空券を購入(カード還元あり)
    • 搭乗でフライトボーナス加算
  • 400万円決済・ライフソリューションサービスの利用
    • 支出がマイルに変わる
    • ライフソリューションサービスの利用で

STEP 3|修行後:SFCカード切替・特典活用

プラチナステイタスを達成したらSFCカードへ切り替えます。次年度以降は年会費を支払うだけで、SFC特典を維持できます。家族で最大限活用し、快適な旅を楽しみましょう。

  • SFC特典:ラウンジ利用・優先搭乗・手荷物優待(一例)
    • 家族カードで同行者も特典対象に
  • Amexゴールド特典:プライオリティパスでスタアラ系列以外のラウンジも利用可能に空港時間を快適に
  • 日常決済でも利用することでマイルを継続的に獲得できます。

修行前カード発行+400万円決済で得られたポイントの内訳

筆者はANAアメックスゴールドを修行前に発行し、約400万円の決済で以下のようにポイントを獲得しました。

内訳ポイント/マイル数備考
入会キャンペーン分100,000ポイント条件達成による獲得
決済利用分40,000ポイント約400万円×1.0%還元
SFC修行用航空券購入分10,500ポイント約35万円×3.0%還元
(ANA航空券購入時はポイント3倍)
費用の詳細はコチラの記事をご参照ください
フライトマイル18,000マイル修行中の搭乗分
(+25%のフライトボーナス含む)
合計168,500ポイント貯めたポイントは1ポイント1マイルに移行可能

📌 合計:168,500マイル

168,500マイルあれば、国内ではどこでも行けますし、海外にももちろん行けます。
例えば、家族4人分の特典航空券で行ける国際線は以下の通りです。

行き先必要マイル(往復・1人)家族4人分残マイル/不足マイル
シンガポール35,000マイル140,000マイル✅ 残り28,500マイルあり
ハワイ(ホノルル)40,000マイル160,000マイル✅ 残り8,500マイルあり
オーストラリア45,000マイル180,000マイル❌ あと11,500マイル必要

📌 シンガポールやハワイなら、レギュラーシーズンで家族4人分の往復特典航空券を予約可能
📌 オーストラリアもあと11,500マイルあれば、家族4人で特典航空券を発券可能。修行後の継続利用や日常決済で十分に届く範囲です。
📌 国際特典航空券の発行には、税金・燃油料など別途費用が発生します。

ANA SFCカードの基本仕様

  • SFC特典(ラウンジ、優先搭乗、手荷物優待など)は、どのブランド・ランクでも共通
  • 年会費や家族カードの条件、付帯保険はブランド・ランクによって異なる
  • 家族カードの発行対象や年齢制限も要チェック

ブランド別&ランク別の比較表(ゴールド中心)

ANA SFCカードには、一般カードからプラチナカードまで複数のランクが存在しますが、この記事では「ゴールドランク」に絞って比較しています。

その理由は以下の通りです:

  • 一般カードもSFC対象ですが、クレジットカードとしての付帯特典が控えめで、SFCの価値を十分に活かしづらいため、候補から除外しています
  • プラチナカード/プレミアムカードは年会費が高額で、発行条件も厳しく、万人向けではないため、候補から除外しています
  • ゴールドカードはSFC対象かつ特典バランスが良く、実際に多くの修行者が選んでいるランクです

また、ブランドによって年会費・家族カードの条件・ANA航空券の還元率・付帯保険などが大きく異なるため、「どのブランドのゴールドカードを選ぶか?」はSFCカードを持つうえでの重要な判断ポイントになります。

以下の表では、VISA/Master/JCB/ダイナース/アメックスの5ブランドについて、ゴールドランクの主要スペックを比較しています。

項目VISA/MasterJCBダイナースアメックス
年会費(税込)16,500円16,500円30,800円34,100円
家族カード(税込)8,250円8,250円11,550円17,050円
ETCカード無料無料無料発行手数料850円/年会費無料
年会費優遇マイ・ペイすリボ+Web明細で4,950円割引スマリボ登録・利用で5,000円キャッシュバックなしなし
割引後年会費11,550円11,500円30,800円34,100円
ショッピングマイル200円=2マイル1,000円=10マイル100円=1マイル100円=1マイル
ANA航空券購入還元率2.0%2.0%2.0%3.0%
搭乗ボーナス+25%+25%+25%+25%
プライオリティパスなしなし独自ラウンジサービスあり年2回まで無料
空港ラウンジ国内32空港+海外1空港同左同左国内13空港+海外1空港
海外旅行保険利用付帯:死亡5,000万/傷害150万/疾病150万自動付帯:死亡最大1億/傷害300万/疾病300万利用付帯:死亡最大1億/傷害300万/疾病300万利用付帯:死亡最大1億/傷害300万/疾病300万
スマホ保険なしなしなしあり(3万円まで)
リターンプロテクションなしなしなしあり(1商品3万円、年15万円まで)

各カードの概要を比較しましたが、特に修行前におすすめなのがANAアメックスゴールドです。
👉ANAアメリカン・エキスプレス®・ゴールド・カード(ANAアメックスゴールド)はSFC修行前に発行すべき|10万マイル超の実績と特典活用術で詳しく解説しています。

ブランド&ランク選びのポイントまとめ

SFC修行を終えたあとに発行するANAカードは、ブランドやランクによって特典や使い勝手が大きく異なります。以下のポイントを踏まえて、ご自身の利用スタイルに合った1枚を選びましょう。

  • 年会費を抑えたい → VISA/Master(他ブランドに比べ年会費が安い)
  • 空港ラウンジを重視 → JCB/ダイナース/Amex(ラウンジキー、プライオリティパス有)
  • 航空券還元率 → アメックス(還元率3.0%)
  • 家族カードの柔軟性 → Amex(親子、配偶者に加え、兄弟姉妹にも発行可能)

年会費と特典のバランスを見極める

  • VISA/Master/JCBは年会費が抑えめで、基本特典が充実
  • ダイナース/アメックスは年会費が高めだが、ラウンジや保険などの付帯サービスが豊富

空港ラウンジ・プライオリティパスの有無

  • ダイナースは独自ラウンジサービスあり
  • アメックスはプライオリティパスが年2回まで無料
  • JCBはラウンジキー対応で国内空港に強い

ANA航空券の還元率に注目

  • アメックスゴールドは3%還元と突出して高く、修行中の航空券購入でマイルが貯まりやすい
  • 他ブランドは2%還元が標準

家族カードの発行条件と対象範囲

  • アメックスは兄弟にも家族カードを発行可能
  • 他ブランドは「配偶者・子供・親」までが一般的

入会キャンペーン比較(2025年時点)

  • JCBは最大17万マイル超のキャンペーンがあるが、抽選や高額決済条件あり
  • アメックスは10万マイル規模で、条件は厳しいが再現性が高い
  • VISA/Masterは控えめだが、年会費優遇が魅力
項目VISA/MasterJCBダイナースアメックス
カード会社キャンペーンなし最大143,000マイル最大122,000マイル最大100,000マイル
キャンペーン期間(カード申込期限)2025年10月31日(金)まで2026年3月31日(火)まで2025年11月5日(水)まで
条件・おしらせメール配信、およびキャンペーンへの参加登録
・MyJCBへのログイン
・150万円以上の利用
・入会後3ヵ月以内に180万円以上の利用
・ビジネス・アカウントカードの入会
入会後3ヶ月以内に200万円以上の利用
マイ友プログラム2,000マイル2,000マイル2,000マイル2,000マイル
キャンペーン公式ページ三井住友カード公式サイト
JCB公式サイトダイナース公式サイトAmex公式サイト
合計2,000マイル最大145,000マイル最大124,000マイル最大102,000マイル

※キャンペーン内容は時期により変動します。最新情報は公式サイトをご確認ください。

ANA Amexゴールドカードであれば私から紹介可能で、カード会社キャンペーンにさらにポイントを上乗せできます。
ANA Amexを紹介経由で申し込みたい方は、こちらからご連絡ください。

筆者がANA Amexゴールドを選んだ理由

私自身は、ANA SFCカードの中でも「ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード」を選びました。以下の理由から、家族旅行・修行前後の活用に最も適していると感じたためです。

  • 入会キャンペーンで大量マイルを獲得できる
  • SFC修行に必須なANA航空券購入で3%還元可能
  • 家族カードを兄弟にも発行できる
  • フライトボーナスが+25%
  • プライオリティパスが使える(年2回まで無料)

修行前に発行したことで、航空券購入・搭乗・キャンペーンのすべてでマイルを獲得でき、修行中の出費がそのまま家族旅行の原資になりました。

まとめ|カード選びは「修行前」から始まっている

ANA SFCカードは、どのブランド・ランクでも基本特典は共通ですが、付帯サービスや家族カードの条件は大きく異なります。修行前に発行しておくことで、出費をマイル化しながら効率よくステータスを獲得できます。

筆者のように「家族で使いやすく、修行前後もメリットが続く」カードを選ぶことで、SFCの価値を最大限に活かせます。ぜひ、ご自身の利用スタイルに合わせて最適な1枚を選んでください。

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この記事を書いた人

「子連れでも達成できるANA SFC修行とマイル活用術」を発信中。国内線中心+ANA Amex決済で総費用35万円・10往復で修行達成。家族旅行をもっと快適にするノウハウを紹介しています。

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