はじめに|自分のマイルだけでは足りなくても、家族なら届いた
家族でANAマイルを貯めていると、
「家族全体では十分なマイルがあるのに、自分の口座だけでは特典航空券に届かない」
ということがあります。
我が家もまさにこのケースでした。私はパートナーと子ども2人の4人家族で、ANAカードファミリーマイルを利用しています。実際に2025年の上海旅行では、家族4人分の往復特典航空券を80,000マイルで発券しました。
このとき、私自身の口座だけでは必要な80,000マイルに足りなかったため、パートナーの口座に貯まっていたマイルと合算して利用しています。さらに、2027年に予定しているハワイ旅行でも、家族4人分の往復特典航空券を140,000マイルで予約しました。
この記事では、ANAカードファミリーマイルの基本的な仕組みと、我が家が実際に家族旅行でどのように活用しているのかを紹介します。
ANAカードファミリーマイルとは?
ANAカードファミリーマイルは、家族それぞれが貯めたANAマイルを、特典へ交換するときに合算して利用できるサービスです。
ここで重要なのは、家族のマイルを代表者の口座へ移す仕組みではないことです。登録後もマイルはそれぞれの個人口座に貯まり続けます。一方、代表者となる「プライム会員」の画面では、ファミリーマイルとして利用できる合算残高を確認できます。特典航空券などへ交換するときにファミリーマイルを選択すると、必要なマイルが家族の口座から自動的に合算されて使用されます。
ファミリーマイルに登録できる家族
現在のANAカードファミリーマイルでは、プライム会員と生計を同一にし、同居している配偶者・同性パートナーおよび一親等以内の家族を登録できます。
プライム会員1名+ファミリー会員最大9名で、合計最大10名まで利用できます。新規登録時の登録手数料は無料です。年齢によって必要なカードも異なります。
| 年齢・立場 | 必要なもの |
|---|---|
| プライム会員 | ANAカード本会員 |
| 18歳以上(高校生を除く)の家族 | ANAカード本会員または家族会員 |
| 18歳未満・18歳の高校生 | ANAマイレージクラブ会員 |
つまり、小さな子どもまでクレジットカードを作る必要はありません。一方、18歳以上(高校生を除く)になった家族が引き続きファミリーマイルへ参加する場合は、ANAカードが必要です。
我が家は「私+パートナー+子ども2人」の4人で利用
我が家では、
- 私
- パートナー
- 子ども2人
の4人でファミリーマイルを利用しています。
日常生活やカード利用、各種キャンペーンなどでマイルを貯めていますが、家族全員のマイルが1つの口座に集まるわけではありません。それぞれの口座にマイルが貯まるため、家族旅行で4人分の特典航空券を取ろうとすると、「合計では足りているけれど、自分の口座だけでは足りない」ということがあります。
そこで役立ったのがファミリーマイルでした。
実例①|2025年の上海往復を4人で80,000マイル
最も分かりやすい実例が、2025年の上海旅行です。
家族4人分の往復特典航空券を、合計80,000マイルで発券しました。別途、燃油サーチャージや税金などとして84,580円を支払っています。このときのポイントは、私の口座だけでは80,000マイルに足りなかったことです。一方で、パートナーの口座にもANAマイルが貯まっていました。
ファミリーマイルを使うことで、
私のマイル
+
パートナーのマイル
を特典交換時に合算でき、家族4人分をまとめて発券することができました。もしファミリーマイルを利用できなければ、「家族全体では必要マイルを持っているのに、1人の口座では足りない」という状態になります。
実際に使ってみて、家族に分散したマイルを無駄なく旅行へ使えることが最大のメリットだと感じました。
実例②|2027年のハワイ往復は4人で140,000マイル
ファミリーマイルは、必要マイルが大きくなる旅行でも活用しています。
2027年に予定しているハワイ旅行では、家族4人分の往復特典航空券を140,000マイルで予約しました。こちらは燃油サーチャージや税金などとして、別途196,160円かかっています。上海よりも必要マイル数が大きいため、家族に分散しているマイルを合算できるメリットをさらに感じました。特に4人家族の場合、1人分では十分なマイルを持っていても、4人分になると一気に必要マイル数が増えます。
ファミリーマイルは、こうした家族旅行でまとまったマイルを使いたい場面と相性がよいと感じています。
ファミリーマイルを活用した2つの家族旅行を比較
我が家がファミリーマイルを活用した2つの家族旅行をまとめると、次のとおりです。
| 旅行 | 人数 | 使用マイル | 燃油サーチャージ・税金等 | 状況 |
|---|---|---|---|---|
| 上海往復(2025年) | 4人 | 80,000マイル | 84,580円 | 利用済み |
| ハワイ往復(2027年) | 4人 | 140,000マイル | 196,160円 | 予約済み |
※必要マイル数や燃油サーチャージ、税金などは、路線・搭乗時期・予約条件などによって変わります。
ファミリーマイルを使って感じた3つのメリット
1.家族に分散したマイルをまとめて使える
一番大きなメリットは、やはりこれです。
我が家の上海旅行のように、自分の口座だけでは必要マイルに届かなくても、パートナーなど家族の口座にあるマイルと合算できます。
家族それぞれの口座にマイルが分散していても、「使うときには家族全体のマイルを活用できる」のが便利です。
2.マイルを事前に移す必要がない
家族間で事前にマイルを移す必要はありません。それぞれの口座にマイルを残したまま、ファミリーマイルを使って特典を申し込むと、ANA側で必要なマイルが自動的に合算されます。そのため、「発券直前にパートナーから自分へマイルを移す」といった作業は不要です。
3.子どもの端数マイルも無駄なく使いやすい
家族でマイルを貯めていると、特に子どもの口座には特典航空券を取るには足りない端数のマイルが残ることがあります。仮に1人分の特典航空券に届くほど貯まったとしても、子どもだけで旅行するわけではないため、子どもの口座だけでは使い道が限られます。
我が家でも、以前はこうした家族それぞれの口座に残った少額のマイルをどう使うかが悩みでした。
ファミリーマイルを利用すると、子どもやパートナーの口座に残っているマイルも、家族旅行の特典航空券にまとめて活用できます。さらに、ファミリーマイルでは有効期限が近いマイルから優先して使用されるため、家族の口座に少しずつ残っているマイルも使い切りやすくなります。
その結果、我が家では、
「失効しそうだから無理に何かへ交換する」
「少額だから使い道がなく、そのまま失効する」
ということが減りました。
家族全体で見ると十分なマイルがあるのに、それぞれの口座では使いにくい。そんな「分散した端数マイルを、実際に使えるマイルに変えられる」ことも、ファミリーマイルの大きなメリットだと感じています。
ファミリーマイルで交換できる主な特典
ANAカードファミリーマイルは、家族のマイルを合算して何にでも交換できるわけではありません。
主な対象は、
- ANA国内線特典航空券
- ANA国際線特典航空券
- ANA国内線・国際線アップグレード特典
- 提携航空会社特典航空券
- ANA SKY コイン
です。
我が家では主に国際線特典航空券に利用しています。
家族4人分をまとめて取ると必要マイル数が大きくなるため、ファミリーマイルのメリットを感じやすい使い方だと思います。
登録方法|家族カードならオンラインで完結しやすい
ファミリーマイルでは、まずANAカード本会員の中から代表者となるプライム会員を1人決めます。
その後、対象となる家族をファミリー会員として登録します。ANAカードの家族会員であれば、ANAウェブサイトから登録でき、現在は即時反映されます。
一方、
- ANAカード本会員をファミリー会員として登録する場合
- 18歳未満・18歳の高校生を登録する場合
などは、専用フォームと確認書類が必要で、登録まで1~2週間程度かかる場合があります。
そのため、特典航空券を予約したい日が決まってから登録を始めるより、家族でANAマイルを貯め始めた段階で登録しておく方が安心です。
利用前に知っておきたい3つの注意点
1.登録後の変更・退会には原則5,000マイルかかる
新規登録の手数料は無料ですが、一度登録したファミリー会員を利用者都合で変更・退会する場合、原則として1人につき5,000マイルの手数料が必要です。婚姻・死亡など戸籍上の変更に伴う場合には例外があります。
気軽にメンバーを入れ替える前提の制度ではない点には注意が必要です。
2.マイルがあっても特典航空券の空席がなければ予約できない
ファミリーマイルで必要マイル数を確保できても、特典航空券の座席が保証されるわけではありません。
特に家族4人分を同じ便で取りたい場合、1~2席よりハードルが上がります。そのため我が家でも、家族旅行の日程を考えるときは、マイル残高だけでなく特典航空券の空席も早めに確認するようにしています。
ファミリーマイルは「家族に分散したマイルを合算して使える仕組み」であって、「特典航空券を取りやすくする仕組み」ではない、と考えておくのがよいと思います。
3.国際線では燃油サーチャージや税金が別途必要
特典航空券だからといって、旅行費が完全に無料になるわけではありません。
我が家の実例でも、
上海:80,000マイル+84,580円(燃油サーチャージ・税金等)
ハワイ:140,000マイル+196,160円(燃油サーチャージ・税金等)
でした。
特に家族4人分になると、燃油サーチャージや空港税などの現金負担も大きくなります。
そのため、特典航空券を検討するときは、必要マイルだけでなく現金でいくら必要になるかもセットで確認することをおすすめします。
ファミリーマイルの特典航空券はWebで変更・払い戻しできる
ファミリーマイルを利用して発券した特典航空券は、現在はANAウェブサイトから予約変更・払い戻しが可能です。
ただし、通常の特典航空券と少し違って注意したいのが、ファミリーマイルの特典交換手続きはプライム会員が行う必要があることです。我が家のように、私・パートナー・子ども2人のマイルを合算して発券した場合も、ファミリーマイルを使った特典交換の申し込みは、プライム会員が行います。発券後の変更・払い戻しはANAウェブサイトから可能ですが、旅程や変更内容によっては電話での手続きが必要です。
なお、複数人分をまとめて予約していても、一部の人だけを払い戻すことは可能です。その場合は、対象となる人に割り当てられていたマイルをもとに払い戻されます。そのため、「ファミリーマイルで4人分を予約したら、変更や払い戻しも必ず4人まとめて行わなければならない」というわけではありません。
ファミリーマイルが特に向いているのはこんな家庭
実際に使ってみて、ファミリーマイルのメリットが大きいのは、家族それぞれがANAマイルを貯めていて、複数人分の特典航空券を取りたい家庭だと思います。
特に、
- 家族それぞれの口座にマイルが分散している
- 子どもの搭乗などでもマイルが貯まっている
- 3人・4人分の特典航空券をまとめて取りたい
- 1人のマイル残高だけでは少し足りない
という場合には使いやすい仕組みです。
一方、家族のマイルがほとんど1人の口座に集中していて、その口座だけで必要マイルを十分確保できるのであれば、ファミリーマイルのメリットを感じる機会は少ないかもしれません。
我が家の場合は、上海旅行で自分だけでは80,000マイルに届かず、パートナーのマイルと合わせることで4人分を発券できたため、制度のメリットをはっきり実感しました。
まとめ|家族に分散したマイルを「使えるマイル」にできた
我が家では、私・パートナー・子ども2人の4人でANAカードファミリーマイルを活用しています。
実際に、
- 2025年 上海往復:4人で80,000マイル+84,580円(燃油サーチャージ・税金等)
- 2027年 ハワイ往復:4人で140,000マイル+196,160円(燃油サーチャージ・税金等)
で特典航空券を発券・予約しました。
特に上海旅行では、私自身のマイルだけでは4人分に足りず、パートナーの口座に貯まっていたマイルと合算することで発券できました。ファミリーマイルの一番のメリットは、家族のマイルを無理に1人へ集中させることではなく、それぞれの口座で貯めたまま、必要なときに家族全体のマイルとして使えることだと思います。
家族旅行では人数が増えるほど必要マイルも大きくなります。家族それぞれがANAマイルを貯めているのであれば、旅行を予約するときだけでなく、マイルを貯め始める段階でファミリーマイルを登録しておくと使いやすいと思います。
ANAのSFC特典を家族でどう活用しているかについては、別記事で詳しく紹介しています。

