ANAファミリーマイルは、家族それぞれが貯めたANAマイルを合算して、特典航空券などに利用できる便利なサービスです。
我が家も、私とパートナー、子ども2人の4人でANAファミリーマイルを利用しています。
家族でマイルを貯めていると、
「自分のマイルだけでは特典航空券に少し足りない」
「夫婦や子どもの口座にマイルが分散している」
ということがよくあります。
そんなときに家族のマイルを合算できるのは大きなメリットです。
一方、実際に利用してみると、
「家族なら誰でも登録できるわけではない」
「18歳以上は原則ANAカードが必要」
「登録後の変更・退会には手数料がかかる場合がある」
など、事前に知っておきたいデメリット・注意点もあります。
この記事では、ANAファミリーマイルを実際に使っている4人家族の立場から、デメリット、登録条件、メリット、我が家の活用方法をまとめます。
結論からいうと、家族でANAマイルを貯めている我が家にとっては、デメリットを考えても利用する価値のあるサービスだと感じています。
※制度内容は2026年10月時点のANA公式情報をもとにしています。条件は変更される可能性があるため、利用前にはANA公式サイトもご確認ください。
ANAカードファミリーマイルとは?
ANAカードファミリーマイルは、家族それぞれが貯めたANAマイルを、特典へ交換するときに合算して利用できるサービスです。
マイルそのものが1つの口座へ移動するわけではありません。
普段はそれぞれのANAマイレージクラブ口座にマイルが貯まり、特典交換するときにファミリーマイルとして合算します。プライム会員の口座では「ANAカードファミリーマイル合算マイル口座残高」を確認できます。
登録手数料は無料で、プライム会員を含めて最大10名まで登録できます。
私は、パートナーと子ども2人を登録しています。
家族それぞれのANAマイレージクラブ口座に貯まったマイルを、家族旅行で特典航空券を発券するときにまとめて使えるのが大きな魅力です。
ANAファミリーマイルのデメリット・注意点
便利なサービスですが、実際に利用する前に知っておきたい点があります。
1.家族なら誰でも登録できるわけではない
まず注意したいのが、ANAファミリーマイルへ登録できる家族の範囲です。
日本国内在住の場合、プライム会員と生計を同一にし、同居している配偶者・同性パートナー・一親等以内の家族が基本的な登録対象です。
プライム会員を含め最大10名まで登録できます。
一親等以内なので、例えば、
- 配偶者
- 両親
- 配偶者の両親
- 子ども
- 子どもの配偶者
などが対象になります。
ここで分かりにくいのが、「ファミリーマイルに登録できる家族」と「特典を利用できる家族」は範囲が異なることです。
特典航空券などを利用できるのは、プライム会員本人のほか、特典利用者登録をした配偶者・同性パートナーおよび二親等以内の家族です。
例えば祖父母は二親等なので、特典利用者にはなれますが、通常のファミリーマイル登録対象である「一親等以内」とは別に考える必要があります。
この違いは少し分かりにくいため、登録前に確認しておいた方がよいポイントです。
2.18歳以上は原則ANAカードが必要
ANAファミリーマイルは、単に家族全員がANAマイレージクラブ会員であれば利用できるわけではありません。
プライム会員はANAカード個人本会員である必要があります。
また、ファミリー会員も18歳以上の場合、原則としてANAカード本会員またはANAカード家族会員であることが条件です。
18歳未満と18歳の高校生については、ANAマイレージクラブ会員であれば登録できます。
我が家のように子どもがまだ小さい家庭では大きな問題になりにくいですが、子どもが成長した後はANAカードの保有条件も確認する必要があります。
ファミリーマイル自体の登録手数料は無料ですが、ANAカードにはカードによって年会費がかかる点も含めて考えておいた方がよいでしょう。

3.登録後の変更・退会で5,000マイルかかる場合がある
個人的に、登録前に知っておいた方がよいと思うのがこの点です。
ANAファミリーマイルへの新規登録は無料ですが、登録済みの家族を利用者都合で変更・退会する場合、原則として1名につき5,000マイルの手数料がかかります。
婚姻や死亡など戸籍上の変更による場合は、必要書類を提出することで手数料が適用されない特例があります。
登録するときは、「とりあえず入れておこう」ではなく、今後もファミリーマイルを利用する家族なのかを考えて登録した方がよいでしょう。
特に5,000マイルは小さくないため、個人的にはかなり重要な注意点だと思います。
4.誰のマイルから使うかを自由に指定できない
家族のマイルを合算できるのは便利ですが、
「今回は私のマイルだけ先に使いたい」
「パートナーのマイルを残して子どものマイルから使いたい」
といった指定はできません。
特典交換時には、基本的に有効期限が近いマイルから、ANAが定めた優先順位に従って自動的に合算・減算されます。
一方で、我が家ではこの仕組みをデメリットというよりメリットにも感じています。
有効期限の近いマイルから使われるため、家族それぞれのマイルの失効を防ぎやすいからです。
細かく「誰のマイルを何マイル使う」と管理したい人には不便ですが、家族全体でマイルを無駄なく使いたい家庭には使いやすい仕組みです。
5.特典交換はプライム会員が手続きする
ファミリーマイルを使って特典交換する場合は、代表者であるプライム会員が申し込み手続きを行います。ANA
家族それぞれが自由に合算マイルを使える仕組みではありません。
我が家では旅行の予約をまとめて管理しているので大きなデメリットには感じませんが、家族それぞれが別々に旅行する家庭では少し不便に感じるかもしれません。
6.以前は不便だった予約変更は改善されている
以前のANAファミリーマイルには、「ファミリーマイルで取った特典航空券はWEBで変更できず、電話が必要」という不便さがありました。
しかし現在は制度が変更され、2026年5月19日以降搭乗分のANA国内線特典航空券については、ファミリーマイルを使った場合でも基本的にANAウェブサイトから変更・払い戻しが可能です。
ANA国際線特典航空券や提携航空会社特典航空券についても、ウェブサイトから手続きできます。
ただし、旅程や変更内容によっては電話手続きが必要になる場合があります。
そのため、現在は「予約変更が必ず電話になる」という点をANAファミリーマイルのデメリットとして考える必要はなくなりました。
これは以前と比べてかなり使いやすくなったポイントです。
デメリットを踏まえても我が家が利用している理由
ここまでデメリットを紹介しましたが、我が家では今後もANAファミリーマイルを利用する予定です。
最大の理由は、家族それぞれに分散したマイルを家族旅行にまとめて使えることです。
4人家族の場合、1人分の特典航空券なら必要マイル数に届いても、4人分となるとかなり多くのマイルが必要になります。
そんなとき、
私の口座には十分なマイルがある
パートナーの口座にもマイルがある
子どもの口座にもフライトなどで貯まったマイルがある
という状態で、それぞれのマイルを別々に使うのは効率的ではありません。
ファミリーマイルなら、それらをまとめて使えます。
我が家でも実際に、家族4人分の国内線・国際線特典航空券を発券するときに活用しています。
「あと数千マイル足りない」
という場面でも、家族のマイルを合算することで発券できる可能性が高くなるのは、家族旅行では非常に大きなメリットです。
ANAファミリーマイルのメリット
家族に分散したマイルを無駄なく使える
家族でANAマイルを貯めていると、それぞれのANAマイレージクラブ口座にマイルが分かれて貯まることがあります。
ファミリーマイルがあれば、必要なときに家族分をまとめて特典交換できます。
我が家では、これが一番大きなメリットです。
有効期限の近いマイルから使われる
ファミリーマイルで特典交換すると、有効期限などANA所定の優先順位に従って自動的にマイルが使われます。
基本的には有効期限の近いマイルが優先されるため、家族の誰かの口座でマイルが失効してしまうリスクを減らせます。
特に家族4人でマイルを管理していると、それぞれの有効期限を常に確認するのは大変です。
自動的に有効期限の近いマイルから使われるのは、我が家では助かっています。
1人では届かない特典航空券にも届きやすい
例えば、自分のマイルだけでは必要マイル数に少し足りなくても、
自分+パートナー+子ども
のマイルを合算すれば必要マイル数を満たせることがあります。
ANA公式でも、ファミリーマイルは家族それぞれのマイルを対象特典への交換時に必要な分だけ合算できるサービスとして案内されています。
家族旅行では必要マイル数も大きくなるため、このメリットは特に大きいと感じています。
我が家のANAファミリーマイル活用方法
我が家では、
- 私
- パートナー
- 子ども2人
の4人でANAファミリーマイルを利用しています。
家族それぞれの口座に貯まったマイルを、家族旅行で特典航空券を取るときに合算しています。
家族旅行の場合、4人全員分の航空券をマイルで発券しようとするとかなり多くのマイルが必要です。
そのため、「誰が何マイル持っているか」より、「家族全体で何マイルあるか」で考えられるファミリーマイルとの相性はとてもよいと感じています。
また、有効期限の近いマイルから優先的に使われるため、家族全体でマイルを余らせにくいのもメリットです。
ANAファミリーマイルを上手に使うポイント
特典航空券は早めに探す
ファミリーマイルで十分なマイル数を用意できても、特典航空券の空席がなければ発券できません。
特に家族4人分を同じ便で確保しようとすると、1席だけ探す場合より難しくなります。
我が家でも、旅行先や旅行時期が決まったらできるだけ早めに特典航空券の空席を確認するようにしています。
家族全体のマイル残高を見る
ファミリーマイルへ登録すると、プライム会員のマイル口座残高で合算マイル数を確認できます。
家族旅行を計画するときは、「自分が何マイル持っているか」だけではなく、「家族全体で何マイル使えるか」を見るようにすると旅行先の選択肢が広がります。
マイルを貯める目的を家族旅行と結び付ける
我が家では、「次はこの旅行にマイルを使いたい」という目的を決めてマイルを貯めることがあります。
反対に、現在持っているマイル数から、「このマイル数ならどこへ行けるか」と旅行先を考えることもあります。
マイルそのものを貯めることが目的になるより、家族旅行と結び付けた方が使いやすく、モチベーションも続きやすいと感じています。
ANAファミリーマイルがおすすめな人
ANAファミリーマイルは、特に次のような家庭と相性がよいと思います。
- 家族それぞれの口座にANAマイルが貯まっている
- 家族旅行で複数人分の特典航空券を取りたい
- 「あと少しマイルが足りない」ということがある
- ANAカードやANAカード家族カードを利用している
- 家族のマイルをできるだけ失効させずに使いたい
我が家もまさにこのタイプです。
特に子どもを含めた家族旅行では必要な航空券の枚数が多いため、家族全体でマイルを使えるメリットは大きいと感じています。
ANAファミリーマイルが向かない可能性がある人
一方、
- 家族それぞれが完全に別々にマイルを使いたい
- 誰のマイルから使うか細かく指定したい
- ANAカードを保有したくない
- 登録対象となる家族の条件を満たしていない
という場合は、メリットを感じにくい可能性があります。
ファミリーマイルは「家族全員のマイルを自由に移動できる制度」ではありません。
家族それぞれのマイルを維持したまま、対象特典に交換するときだけ合算するサービス
と考えると分かりやすいです。
よくある質問
ANAファミリーマイルの登録は無料?
登録手数料は無料です。
ただし、登録済み情報を利用者都合で変更・退会する場合は、原則として1名につき5,000マイルの手数料が必要です。
また、18歳以上の家族などに必要となるANAカードの年会費は別途考える必要があります。
子どものマイルも合算できる?
登録条件を満たしていれば合算できます。
18歳未満および18歳の高校生は、ANAカードを持っていなくてもANAマイレージクラブ会員であればファミリー会員として登録できます。
家族のマイルは1つの口座に移される?
いいえ。
それぞれのマイルは引き続き各会員のマイル口座に積算され、特典交換時に必要な分を合算して利用します。ANA
誰のマイルから使うか選べる?
基本的に選べません。
有効期限などANA所定の優先順位に従って自動的に減算されます。
ファミリーマイルで取った特典航空券はWEBで変更できる?
現在は、対象となるANA国内線・国際線特典航空券などについて、基本的にANAウェブサイトから変更・払い戻しが可能です。
ただし、旅程や変更内容によって電話手続きが必要になる場合があります。
まとめ|デメリットを理解すれば家族旅行では便利
ANAファミリーマイルには、
- 登録できる家族に条件がある
- 18歳以上は原則ANAカードが必要
- 利用者都合の変更・退会で5,000マイルかかる場合がある
- 誰のマイルから使うか指定できない
- 特典交換はプライム会員が手続きする
といったデメリット・注意点があります。
一方で、家族それぞれに分散しているマイルをまとめて特典航空券などに使えるメリットは大きいです。
特に我が家のように、子どもを含めた4人分の航空券をマイルで取りたい家庭では、「家族全体で何マイル持っているか」で考えられるようになるのは非常に便利です。
我が家では実際にANAファミリーマイルを活用して家族4人分の特典航空券を発券しており、デメリットを理解したうえでも利用する価値があると感じています。
家族にANAマイルが分散していて、「あと少しあれば家族分の特典航空券が取れるのに」という経験がある方は、一度検討してみてもよいサービスだと思います。



