SFC特典を家族4人で活用して分かったこと|子連れ旅行で便利だった特典を実体験で紹介

本記事は2026年9月1日時点のSFCサービスをもとにしています。
ANAは2028年4月からSFCサービスの制度変更を予定していますが、現在、発表済みの改定内容を見直しています。最新の状況は記事後半で紹介します。

目次

はじめに|SFCを取得して家族旅行の「空港での移動」が変わった

我が家は、私・パートナー・子ども2人の4人家族です。

SFCを取得して最も変化を感じたのは、航空券そのものよりも、空港に着いてから飛行機に乗り、到着後に空港を出るまでの移動でした。ラウンジで出発まで過ごせること、混雑した場所で並ぶ時間を減らせること、手荷物を早く受け取りやすいことなど、一つひとつは小さな違いです。

しかし子ども2人を連れて旅行すると、この「小さな待ち時間」が積み重なります。

実は私自身、SFC修行をする前から、親が所有していたSFCの家族会員としてラウンジや優先搭乗などを利用していました。その経験から、「自分の家族でも継続して使えるようにしたい」と考えたことが、自分でSFCを取得した理由の一つです。

現在はSFC本会員として、パートナーにもSFC家族カードを発行し、家族4人で特典を活用しています。

この記事では、SFC特典を一覧で紹介するだけでなく、4人家族で実際に使って便利だったものと、家族で利用するときに注意したい点を紹介します。

我が家のSFC構成|本会員+家族会員+子ども2人

我が家の構成は次のとおりです。

家族SFCの状況
SFC本会員
パートナーSFC家族会員
子ども①SFCなし
子ども②SFCなし

ポイントは、パートナーにもSFC家族カードを発行していることです。

SFCの主要な空港サービスは本会員だけでなく家族会員も対象となるものが多いため、4人家族では大人2人がSFC会員になることで使いやすさが大きく変わります。現在もラウンジ、優先チェックイン、手荷物優先返却、手荷物許容量の優待、専用保安検査場、優先搭乗などがSFC本会員・家族会員向けサービスとして案内されています。

4人家族で実際に便利だったSFC特典

SFCには多くの特典がありますが、子連れ旅行ですべてを同じように使うわけではありません。我が家が実際に家族旅行でメリットを感じているのは、主に次の特典です。

特典4人家族で感じるメリット
ANAラウンジ本会員・家族会員それぞれ同行者1人と利用し、4人で入室できる
優先保安検査混雑した保安検査の待ち時間を減らしやすい
優先搭乗SFCはGroup 2。乳幼児連れの現在は事前改札を利用することが多い
手荷物優先返却到着後の手荷物待ちを短縮しやすい
手荷物許容量の優待ANA便では通常の無料許容量+1個
国内線座席指定の優先同一予約の家族も含めて指定可能席が広がる
スター アライアンス・ゴールド海外のスターアライアンス加盟航空会社でも活用できる

1.ANAラウンジ|SFC2人+子ども2人で家族4人利用

我が家で特に利用機会が多いのがANAラウンジです。

ANA公式の利用基準では、SFCでは、本会員・家族会員ともに本人に加えて同行者1名まで対象となります。我が家の場合は、

SFC本会員+子ども1人
SFC家族会員+子ども1人

という形で、家族4人でラウンジを利用しています。

大人1人だけがSFC会員の場合、4人家族全員が無料で入室できるわけではありません。

パートナーにもSFC家族カードを発行していることで、我が家では大人2人がそれぞれ同行者1人を連れて入れるのが大きなメリットです。子連れ旅行では、搭乗前に座って休める場所が確保されているだけでも助かります。

飲み物を飲みながら休憩したり、搭乗開始まで子どもと落ち着いて過ごしたりと、「飛行機に乗る前に一度リセットできる場所」として使っています。

2.優先保安検査|我が家では子ども2人を含む4人で利用

SFC本会員・家族会員は、対象空港で専用保安検査場やプライオリティレーンを利用できます。

我が家ではこれまで、SFC本会員+家族会員+子ども2人の4人で、国内外の複数の空港で優先保安検査を利用してきました。これまで家族4人で利用した際に、子どもが対象外として止められた経験はありません。子連れ旅行では、保安検査の列に長時間並ぶことに加えて、順番が来たら子どもを見ながら荷物を出し、再びまとめる必要があります。

そのため、保安検査までをスムーズに進められることは、我が家では便利に感じている特典の一つです。

同行者の利用条件は空港によって異なります。
ANA公式では、羽田・新千歳・福岡・伊丹・那覇の国内線専用保安検査場について、SFCは「本会員・家族会員」が対象とされ、同行者については明記されていません。一方、成田空港の国際線プライオリティレーンでは、SFC本会員・家族会員に加えて同行者1名も対象です。また、現在は羽田空港の国際線でプレミアムメンバー向け優先保安検査場が利用できないなど、空港ごとに条件が異なります。

我が家ではこれまで子ども2人を含む4人で利用できていますが、どの空港でも必ず家族4人全員が利用できるとは限らないため、利用時は各空港の最新条件を確認してください。

3.優先搭乗|乳幼児連れの我が家では「事前改札」を使うことが多い

SFC本会員・家族会員は、ANAグループ便ではGroup 2の優先搭乗を利用できます。

ただし、我が家の場合は乳幼児連れで旅行することが多いため、実際にはSFCの優先搭乗よりも「事前改札サービス」を利用する機会の方が多いです。ANAでは、2歳以下の小さな子どもを連れている場合、搭乗案内開始前に機内へ案内する事前改札サービスを利用できます。つまり、対象となる間はGroup 1・Group 2よりも前に搭乗することになります。子ども連れでは機内持ち込みの荷物も多くなりやすいため、混雑する前に機内へ入り、荷物を収納したり子どもの座席周りを整えたりできるのは便利です。

そのため、我が家では現在のところ、「SFCだからGroup 2で早く搭乗できる」というメリットより、乳幼児連れで事前改札を利用できるメリットの方を実感する機会が多いです。

一方、子どもが成長して事前改札の対象外になれば、SFCのGroup 2優先搭乗を利用する機会が増えると考えています。

4.手荷物優先返却|到着後の待ち時間を減らせる

預けた手荷物を優先して受け取れることも、子連れ旅行では便利です。

SFC本会員・家族会員は、ANAグループ便などで預けた手荷物に「PRIORITY」が設定され、到着後に優先的に受け取れます。家族旅行ではスーツケースなどを預けることも多く、到着後に子どもを見ながらターンテーブルの前で待つ時間は意外と負担になります。もちろん、PRIORITYタグが付いていれば必ず最初に荷物が出てくるという意味ではありません。

それでも我が家では、到着後の「荷物待ち」を短くできる可能性が高まること自体にメリットを感じています。荷物を受け取ったら、空港から次の目的地へ移動できるため、到着後まで含めて旅行をスムーズに進めやすくなりました。

5.無料手荷物許容量+1個|荷物が増えやすい家族旅行で便利

SFC本会員・家族会員は、ANAグループ運航便に搭乗する場合、国内線・国際線ともに通常の無料手荷物許容量に加えて1個を無料で預けられます。

スター アライアンス加盟航空会社では、個数制の場合は+1個、重量制の場合は+20kgが基本です。

子ども連れでは、着替えや子ども用品などで荷物が増えやすいため、無料で預けられる荷物に余裕があるのは安心材料になります。

6.国内線座席指定の優先|家族の並び席を確保しやすい

子ども連れで特に気になるのが座席です。

ANA国内線エコノミークラスでは、SFC本会員・家族会員は通常より広い範囲の座席から事前指定できます。さらに、同じ予約番号の同行者も座席指定の優先対象です。4人家族では、「大人と子どもが離れた席にならないか」という点が気になります。

SFCを持っているから必ず4人並びになるわけではありませんが、事前に選択できる座席の範囲が広がるため、家族で希望する座席を確保するうえでは使いやすい特典です。

国内線座席指定の優先は、ANAグループ運航便の国内線エコノミークラスが対象です。一部対象外運賃があり、希望する座席が必ず指定できるわけではありません。

SFC家族カードを作ると4人家族では使い方が大きく変わる

家族4人でSFC特典を使っていて感じるのは、本会員1人だけで持つ場合と、パートナーにもSFC家族カードを発行する場合では使い勝手がかなり違うということです。

特に分かりやすいのがラウンジです。本会員1人だけなら無料で利用できるのは本人+同行者1人ですが、我が家ではパートナーもSFC家族会員なので、

本会員+子ども1人
家族会員+子ども1人

として4人で利用できます。また、パートナー自身もSFC家族会員として、優先チェックイン、手荷物優先返却、手荷物許容量の優待、優先搭乗などの対象になります。

「家族旅行でSFCを使いたい」という目的であれば、SFCを取得することだけでなく、取得後にパートナーへ家族カードを発行するところまで考えることが重要だと感じています。

スター アライアンス・ゴールドは海外旅行でも使える

SFCのメリットはANA便だけに限りません。

SFC本会員・家族会員は現在、スター アライアンス・ゴールドとして、スター アライアンス加盟航空会社を利用するときにもさまざまな優先サービスを受けられます。対象となるサービスには、利用する航空会社や空港によって、

  • 空港ラウンジ
  • 優先チェックイン
  • 優先搭乗
  • 手荷物優先返却
  • 無料手荷物許容量の優待

などがあります。ANA便以外を利用する海外旅行でもSFCのメリットを活用できるため、海外旅行をする機会がある家庭では利用範囲が広がります。

ただし、利用条件は運航会社や空港によって異なるため、海外では特に出発前に確認するようにしています。

SFC特典で誤解しやすい3つのポイント

1.子どもまでSFC会員になるわけではない

パートナーにSFC家族カードを発行していても、子ども2人が自動的にSFC会員になるわけではありません。

我が家の場合、

私=SFC本会員
パートナー=SFC家族会員
子ども2人=同行者

という関係です。そのため、ラウンジのように「同行者1名」が明確に認められているサービスもあれば、優先保安検査のように空港によって同行者の扱いが異なるサービスもあります。

「大人2人がSFCだから、すべての特典を家族4人で必ず使える」わけではない点は知っておいた方がよいと思います。

2.特典航空券が必ず取れるわけではない

SFCには、ANAの特典航空券やアップグレード特典を優先的に予約できるサービスがあります。国際線では、予約だけでなく空席待ちも優先対象です。

ただし、「SFC会員専用に4人分の特典航空券が確保される」という仕組みではありません。

ANA公式でも、特典航空券に利用できる座席には限りがあり、便によって設定がない場合があると案内されています。SFC会員本人のマイルを使う同一予約の同行者も優先対象になりますが、座席の確保が保証されるものではありません。

家族に分散したマイルをまとめて利用する方法については、別記事でANAカードファミリーマイルの実体験を紹介しています。


3.アップグレードポイントは2026年度で終了

アップグレードポイントは2026年度の提供をもって終了します。2026年度に付与されたポイントは2027年3月31日まで利用できます。そのため、これからSFC取得を検討する際に、アップグレードポイントを長期的なメリットとして考える必要はありません。

2028年4月にSFC制度変更予定|現在は内容を見直し中

SFCをこれから取得する方が知っておきたいのが、2028年4月に予定されている制度変更です。

ANAはSFCサービスを利用状況に応じて変更する新制度を発表していますが、2026年9月1日現在、その改定内容自体を見直している最中です。ANAは2026年9月末までに改めて制度改定の詳細を案内するとしています。

そのため、本記事では現在発表されている新制度の細かな条件を「確定事項」として詳しく紹介することはしません。

SFC取得や家族カードの発行を検討している場合は、ANA公式の最新情報もあわせて確認してください。

33.5万円かけてSFCを取得した価値はあった?

我が家のSFC修行にかかった現金ベースの総費用は、約33.5万円でした。決して小さな金額ではありません。

それでも取得後に家族旅行で、

  • ラウンジ
  • 優先保安検査
  • 手荷物優先返却
  • 手荷物許容量の優待
  • 国内線座席指定の優先

などを繰り返し利用してきたことで、我が家にとってはSFCを取得したメリットを実感する機会があります。特に大きいと感じるのは、「何か1つの豪華な特典」ではありません。チェックインから搭乗、到着後まで、空港で発生する小さな待ち時間や手間を少しずつ減らせることです。子ども2人と一緒に旅行すると、10分、20分の待ち時間でも状況によって負担は大きく変わります。

そのため我が家では、SFCの価値を単純に「ラウンジを何回使えば元が取れるか」だけでは判断していません。SFC取得に実際にいくらかかったのかについては、別記事で航空券代や年会費などをすべて公開しています。

まとめ|4人家族で特に便利なのは「空港での待ち時間」を減らせること

我が家では、私がSFC本会員、パートナーがSFC家族会員となり、子ども2人を含む4人でSFC特典を活用しています。実際に使って特に便利だと感じているのは、

  • 家族4人で利用できるANAラウンジ
  • 優先保安検査
  • 優先搭乗
  • 手荷物の優先受け取り
  • 国内線座席指定の優先

などです。一つひとつの特典だけを見ると、旅行そのものを大きく変えるほどではないかもしれません。

しかし、子ども連れでは、「並ぶ」「待つ」「荷物を整理する」「子どもを待たせる」という場面が何度もあります。

SFCを取得して感じている一番のメリットは、こうした空港での小さな負担を少しずつ減らし、家族旅行の移動をスムーズにできることです。また、4人家族の場合はSFC本会員だけでなく、パートナーにもSFC家族カードを発行することで利用しやすくなる特典があります。

SFC修行そのものについては、我が家が国内線中心で取得した実体験を別記事にまとめています。

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この記事を書いた人

「子連れでも達成できるANA SFC修行とマイル活用術」を発信中。国内線中心+ANA Amex決済で総費用35万円・10往復で修行達成。家族旅行をもっと快適にするノウハウを紹介しています。

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